『殺し 活字プロレスの哲人 井上義啓追悼本』エンターブレイン
今は無き週刊ファイトを最初に読んだのいつのころだったろうか・・・。
たしか父親が出張先の駅で買ったとかで、家に持ち帰ってきたのが最初だったはず。
時は第一次UWFの頃。
そのテレビ放送が無いUWFが生々しく紙面を飾っていて、観たことのない新しいプロレスと独特のジャーナリスティックな記事の数々が、テレビ放送でしかプロレスを知らなかった俺を、大きく活字プロレスの方へ踏み込ませたのだった。
という訳で、元週刊ファイトのI編集長こと井上義啓さんの追悼本です。
本当の意味で生涯現役でプロレスに対して取り組んできた人間の、強さと覚悟を思い知らされる一冊。
でも、堅苦しくはなくI編集長への多くの人の愛が感じられる一冊です。