『トップ10』 Vol.1 Vol.2  ライター:アラン・ムーア フィニッシング・アーティスト: ジーン・ハー レイアウト・アーティスト: ザンダー・キャノン 翻訳:ャスダ・シゲル 発行:ウィーヴ

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS)

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS)

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS) #2

トップ10 (AMERICA’S BEST COMICS) #2

アメコミの魔術師アラン・ムーアの快作。
住民がスーパーヒーローの街ネオポリスの警察署の警官たちのお話。
すべてがスーパーヒーロー(作中ではサイエンスヒーロー)。
被害者、犯人、通行人、目撃者。それどころか小動物さえも。
もちろん警官も。
そんな街だから、警官たちの苦労もひとしお。
特殊能力で起こった事件を特殊能力で捜査し、特殊能力を使って解決。
すごく簡単にできそうな感じもするけど、結局は全部打ち消しあってもの凄く人間臭い展開に。
Vol.1は紹介篇としては楽しいし、個々のネタは面白かったんだけど作品の独特の魅力としてはもう1つかな、と思っていましたが、Vol.2になって面白さは急加速。
キャラの個性と役割をこっちが把握できれば、楽しめること間違いなし。
特にVol.2から登場のジョー・パイは魅力的過ぎる〜。
Vol.2の巻末収録の短篇2篇(バンパイアネタとネオポリスの歴史)も傑作でした。