『スペース』 加納朋子 著 創元推理文庫

久しぶりに読む「駒子シリーズ」。
というか加納作品自体が数年ぶり。
わくわく。
……、『スペース』を読み始めると思い出すと思ったのに、「駒子シリーズ」の前2作（『ななつのこものがたり』は未読』）の内容を全然思い出さんなあ〜。
まあ、それは『スペース』を読む上では特に問題ない（でもちょっと悔しい）。
「スペース」「バック・スペース」の中篇作収録で、2作続けて読むことに意味がある。
といういつもの技が見られてうれしい、というレベルじゃ済まない。
やられた。
正直「スペース」を読んだだけでは物足りなさが残ったけれど、「バック・スペース」まで読んで、大きな満足と感動が得られました。
傑作です。