『サイエンス・イマジネーション』 瀬名秀明 編著 NTT出版

サイエンス・イマジネーション 科学とSFの最前線、そして未来へ
昨年のワールドコンNippon2007」の企画に端を発した研究者の発表とSF作家の短篇、それに両者が参加したシンポジウムなどを収録した1冊。
個々の研究、短篇SFはそれぞれで充分面白いが、それらの内容が1冊の本になった時に醸しだされる独特の雰囲気が素晴らしい。
こういう形で毎年続けていって欲しい企画です。
ちなみに短篇SFの個人的ベストは堀晃「笑う闇」。
人間とロボットの漫才コンビの、優しさと怖さが入り混じったお話。
さすがの上手さです。