『銀河北極』 アレステア・レナルズ 著 中原尚哉 訳 ハヤカワ文庫SF

銀河北極 (ハヤカワ文庫 SF レ 4-4 レヴェレーション・スペース 2)
レナルズを読むのは、何だかちょっと恥ずかしい。
初めてSFを読んだときの気持ちのまま、それをストレートに書いているのはいいんだけど、キャラと話までもがストレート過ぎていささか照れくさい。
特に主人公が普通の人の作品だと、それを強く感じてしまう。
この短篇集の中では「ターコイズの日々」にそんな印象を持った。
だがしかし、主人公が超人やプロフェッショナル、あるいは嫌な奴だとそれも気にならなくなる。
という訳で「ナイチンゲール」「銀河北極」は素直にステキなバカバカしさを満喫できました。
特に「銀河北極」のあっという間にでかくなるスケールはクラクラきて楽しかった。