マイクル・ムアコックのベスト3

さて、どんな選び方をしましょうか。
シリーズは1作としてみなす、とすると面白い結果になりそうもないしなあ。
うーん、……。

まずは既読を、<エルリック・サーガ>

  • 『メルニボネの皇子』
  • 『この世の彼方の海』
  • 『白き狼の宿命』
  • 『暁の女王マイシェラ』
  • 『黒き剣の呪い』
  • ストームブリンガー
  • 『真珠の砦』
  • 『薔薇の復讐』
  • 『メルニボネの皇子』(新装版)
  • 『この世の彼方の海』(新装版)
  • 『暁の女王マイシェラ』(新装版)


<紅衣の公子コルム>

  • 『剣の騎士』
  • 『剣の女王』
  • 『剣の王』
  • 『雄牛と槍』
  • 『雄羊と樫』
  • 雄馬と剣』

<エレコーゼ・サーガ>

  • 『永遠のチャンピオン』
  • 『黒曜石のなかの不死鳥』
  • 『剣のなかの竜』

<ルーンの杖秘録>

  • 『額の宝石』
  • 『赤い護符』
  • 『夜明けの剣』
  • 『杖の秘密』

<ブラス城年代記>

  • 『ブラス伯爵』
  • 『ギャラソームの戦士』
  • 『タネローンを求めて』

<火星の戦士>

  • 『野獣の都』
  • 『蜘蛛の王』
  • 鳥人の森』
  • 『この人を見よ』
  • 『白銀の聖域』
  • 『グローリアーナ』

古いのばっかりだ。
早く新装版のエルリックの続き&フォン・ベックを読まねば。


よし、決めた。
読んだときの1冊あたりの満足度の決めることにしよう。



ベスト3
1.『剣のなかの竜』
エレコーゼ・サーガ〈3〉剣のなかの竜 (ハヤカワ文庫SF)


2.『ブラス伯爵』
ブラス伯爵―ブラス城年代記〈1〉 (創元推理文庫)


3.『剣の王』
剣の王―紅衣の公子コルム3 (ハヤカワ文庫 SF 491 紅衣の公子コルム 3)



自分でも意外な結果に(笑)。
1位の『剣のなかの竜』は本当に好きな作品だし、人にもすすめられる傑作だと思うから意外ではないが、エルリックはどうした?エルリックは?
『ブラス伯爵』がそんなに好きだったのか俺。<ブラス城年代記>から選ぶなら、まだ大団円の『タネローンを求めて』を選びそうなもんだけど……。
確かに落ちぶれたヒーローの復活って好きなネタだし、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいで楽しいのは本当だけど、『ブラス伯爵』か〜。
そういえば、待ちに待ってた<ブラス城年代記>が出た、って感じで読んだような気がするので、それがいい方向に作用しているのかも。
『剣の王』はかっちり出来たときのムアコックのいい所満載で、大好きな作品。

まあ、エルリックは1冊というよりは、シリーズ全体で好きなのかも知れない。