『はじまりの島』柳広司 著 創元推理文庫

はじまりの島 (創元推理文庫)
気になっていた作家の柳広司創元推理文庫に入ったので買ってみました。
それが去年の9月。
ようやく読める順番が来たので読んでみたよ。
何といっても、あのチャールズ・ダーウィンが、ビーグル号での旅の途上のガラパゴス諸島で殺人事件の謎を解く、という設定だけご飯3杯はいける。
でも色物じゃありません。
マジです。
そしてその設定から読者が期待するものが過不足なく入っていて、そしてきっちりとミステリーとして読ませる仕上がりになっている。
若き日のチャールズ・ダーウィンの育ちの良さが垣間見える礼儀正しさと、ずば抜けた思考力が魅力的です。
シリーズ探偵も出来そうなほど。
ミステリーに興味の無いSFファンが読んでも楽しめると思います。