『沙羅は和子の名を呼ぶ』 加納朋子 著 集英社文庫

沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)
文庫になってすぐ買ったような気がするが、すでに3年半も経っている…。
まあ、いいや。
10篇収録の短篇集。
加納作品お得意の連作短篇形式ではないが、モチーフやテーマに共通項がある感じの短篇が集められている。
しかし、今回はジャンルが必ずしもミステリーではなく、(結果として)ファンタジーだったりホラー風だったりSFだったりする。
そんなにあからさまに非ミステリーな訳ではないけれど。
一番のお気に入りは表題作。
すごい俗っぽい部分とファンタスティックな部分の掛け合わせた方が素晴らしい。