『レスラー』 監督 ダーレン・アロノフスキー
ミッキー・ローク演じる主人公のランディは、プロレスラーだ。
顔・表情・声・肉体、そして生き様。
うーん、これぞプロレスラー。
モチーフとなる選手はおそらく、テリー・ファンク、ジェイク・ロバーツ、ランディ・サベージあたりか。
(個人的には、レックス・ルガー、ビリー・ガン、あとHHHに似ていると思った。おもに顔がw)
ランディがどう見てもプロレスラーにしか見えない時点で、この映画の成功は約束されたも同然。
このかつてはスーパースターだったレスラーの生活を、スケッチ風に穏やかに綴っていきます。
かつてはMSGでメインを張ったほどのスーパースターも、CZWやROHに上がってたりします。
(それは実在するそれらの団体ではなくインディーに上がっている感じを出したかったためだと思う)
リングに上がることの麻薬的快感を見事に描き出して、プロレスラーの悲しさと凄さを感じさせてくれました。