『アーキテクチャの生態系  情報環境はいかに設計されてきたか』 濱野智史 著 NTT出版

アーキテクチャの生態系
そう、こんな本を求めていたのです。
グーグル、2ちゃんねるミクシィニコニコ動画などのアークテクチャが、良いとか悪いを一旦カッコに入れて、何ができる・何に向いている・どう進化したか・どう進化させたのか、など、わたしの興味ある内容で分析してくれています。
著者の濱野さんは『ユリイカ 総特集:初音ミク ネットに舞い降りた天使』でも刺激的な考察をしていましたが、外側(情報)と内側(実態)の両方を見事に捉えて分析した上で、そのあとの一歩にも視線が行っているので、気持ちよく読むことができました。
傑作だと思います。