ダン・シモンズのベスト3

最近バスで座れなかった(本が読めない)ので、考えていたネタ。

既読
・『カーリーの歌』
・『殺戮のチェスゲーム』
・『愛死』
・『ハイペリオン
・『ハイペリオンの没落』
・『エンディミオン
・『エンディミオンの覚醒』
・『夜の子供たち』
・『うつろな男]
・『重力から逃れて』
・『夜更けのエントロピー]
・『イリアム]

まだ『オリュンポス』を読んでいないのにベスト3を選ぶのは心苦しい。
でも、既読分としてやります。
ハイペリオン4部作は、わたしの独断でハイペリオン2部とエンディミオン2部とに分けて選ぶことにします。


では、わたしにとってのベスト3は、
1.『殺戮のチェスゲーム』
殺戮のチェスゲーム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)殺戮のチェスゲーム〈中〉 (ハヤカワ文庫NV)殺戮のチェスゲーム〈下〉 (ハヤカワ文庫)


2.『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』
ハイペリオン (海外SFノヴェルズ)ハイペリオンの没落 (海外SFノヴェルズ)

3.『夜更けのエントロピー
夜更けのエントロピー (奇想コレクション)

実はシモンズでは、シモンズ版『石の血脈』とわたしが勝手に呼んでいる『殺戮にチェスゲーム』が1番好き。
上中下巻という長さだけど、ネタがてんこ盛りでまったく退屈しなかった。
ラストも素晴らしい盛り上がりだ。
2番手は説明不要の大傑作『ハイペリオン』&『ハイペリオンの没落』。
読んでいる間ずっと幸せでした。
3番は、短篇集『夜更けのエントロピー』。
短篇でも冴えるシモンズの技と奇想。
収録作の「最後のクラス写真」だけでも、本1冊分以上の価値ありです。
(といいながらもシモンズの短篇ベスト1は「ケンタウロスの死」(『20世紀SF 6』収録)だと信じているわたし)