『双生児』クリストファー・プリースト 著 古沢嘉通 訳 早川書房

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)
第二次世界大戦
イギリスとドイツ。
チャーチルとヘス。
爆撃機パイロットと赤十字の隊員。
双子。


戦時中の爆撃機パイロットをリアルに描く小説として面白く読める。
ふつうに。
イギリスのドイツの戦争秘話としてわくわくして読める。
ふつうに。
でも、もちろんふつうだけではない。
SF界が誇る文学的ヘンタイであるプリーストが作者である以上、ふつうだけに留まることが出来るわけがない。
思いついたことも書き方も、超一流のヘンタイです。


大満足して本編を読了した後、解説を読んでいくと気づいていなかったことの多さにびっくり。
いつか読み返さなきゃ。