『戦争はいかに「マンガ」を変えるか  アメリカンコミックスの変貌』小田切博 著 NTT出版

戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌
目からうろこ落ちまくりの傑作批評。
ようやくイメージコミックス独立に関する個人的な違和感(イメージから出したものが独立しないと描けなかった作品には見えなかった)を払拭出来たよ。
アメコミだけでなく日本のマンガ、そしてアニメ、更にはジャンル・フィクション全体にまで言及がある。
アメコミが今どういう状況にあるのかを膨大な資料と愛情で書ききることで、その危うさと根強さを示してくれる心強い一冊。
すべてのジャンル・フィクションを好きな人にお奨めします。


アメコミミーハーとしては、スーパーヒーロー・ルネッサンスとして紹介されている90年代以降の作品にハアハアしてしまいました。早く出ないかな。