『ニュートンズ・ウェイク』ケン・マクラウド 著 嶋田洋一 訳 ハヤカワ文庫SF

ニュートンズ・ウェイク (ハヤカワ文庫SF)
またまた英国産ニュー・スペースオペラが登場。
「ルシンダと呼ぶがよい!」とワームホールを支配するカーライル一族のお姫様(嘘)が、人工知能が超知性へと変貌した<特異点>後の宇宙で活躍する話。
いや、活躍はしてないか…。
部分的には面白かったネタもあるし、心躍るオーソドックスな活劇もあるけど、全体として見るとどこで勝負をしているかイマイチつかみ難い作品でした。
これだったら、ラマント&<腹ぺこドラゴン>のパートは要らないんじゃないかな〜。
『シンギュラリティ・スカイ』や『啓示空間』(『カズムシティ』はまだ読んでないけど)と較べるとスペオペ度は高いと思います。
ドンパチも結構あるし。