2006-10-24 『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』 桜庭一樹 著 富士見ミステリー文庫 小説 すげえ。 確かにこれはすげえ。 好みか好みでないかで言えば、確かにわたしの好みのはなしではない。 それでもしっかりとわたしを引きつけ、わたしの気持ちを振り回し、そして最後にはわたしを置き去りにして行ってしまう。 そんな感じ。 中学生のおんなのこが主人公。 そのこのクラスに転校してくるおんなのこ。 このふたりが、じぶんの持つ/作る物語を武器に戦い続けるはなし。 終章で語られる言葉の強さと悲しさに、このはなしを読む意味があったと思った。