『優しい煉獄』 森岡浩之 著 トクマ・ノベルス Edge

優しい煉獄 (トクマ・ノベルズ EDGE)
帯にあるハードボイルド臭はほとんどなく、むしろ電脳日常の謎派って感じだ。
その電脳世界が、肉体的に死を迎えた者の生前の記憶から作られた仮想人格が住んでいる、ってところが独特ですね。
物理的肉体を持たないただ一つの人格。
連作短篇形式で話はあっさりめですが、世界に少し動きが出てきたので続刊に(あればですが)期待したいところ。