『メルニボネの皇子』 マイクル・ムアコック 著 井辻朱美 訳 ハヤカワ文庫SF

メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
彼が帰ってきました。
やっぱり彼にしか出せない味がありました。
という訳で、エルリック復活ばんざーい。
新版の第1巻は旧版の1巻と7巻の合本ということで、まだ夢と希望に溢れた前向きな(笑)エルリックが見られるというある意味で貴重なお話。
『メルニボネの皇子』では、魔術帝国メルニボネの妖しい魅力を味わい、『真珠の砦』では後半のエルリックの怒り爆発に喝采し、久々にこの物語に浸かって充実した読書が出来ました。
でも、エルリックの魅力とストームブリンガーの個性は次巻以降の方が出ると思います。
あと、目次に各章題が書いてあるほうがムアコックらしい気がするな〜。