2006-04-09 『メルニボネの皇子』 マイクル・ムアコック 著 井辻朱美 訳 ハヤカワ文庫SF SF ファンタジー 小説 彼が帰ってきました。 やっぱり彼にしか出せない味がありました。 という訳で、エルリック復活ばんざーい。 新版の第1巻は旧版の1巻と7巻の合本ということで、まだ夢と希望に溢れた前向きな(笑)エルリックが見られるというある意味で貴重なお話。 『メルニボネの皇子』では、魔術帝国メルニボネの妖しい魅力を味わい、『真珠の砦』では後半のエルリックの怒り爆発に喝采し、久々にこの物語に浸かって充実した読書が出来ました。 でも、エルリックの魅力とストームブリンガーの個性は次巻以降の方が出ると思います。 あと、目次に各章題が書いてあるほうがムアコックらしい気がするな〜。