『蜃気楼の旅人』グイン・サーガ98巻 栗本薫 著 ハヤカワ文庫JA

蜃気楼の旅人―グイン・サーガ 98 (ハヤカワ文庫 JA (773))
第二部というか第二サイクルといおうか、新展開となって快調のここ数冊。
前々巻のリンダや前巻のマリウスのようにキャラの再生というか、復活がいい感じで行なわれています。
アメコミでライターが替わったみたいな感じ、かな。
一方メインストーリーの方は、最初からの話をやり直すみたいな雰囲気もあったけど、流石に栗本薫。新しい面白さを出してきました。
今回のグインの行動と(ラストに出てくる人物との)駆け引きの楽しさは、(物語のパターンとしてはそんなに珍しくは無いだろうけど)今までのグイン・サーガにはなかったような気がします。