『ふたりジャネット』テリー・ビッスン 著 中村融 編訳 河出書房新社 奇想コレクション

ふたりジャネット (奇想コレクション)
《万能中国人ウィルスン・ウー》シリーズの語り手アーヴィンの口癖を真似れば、「だれもがテリー・ビッスンのような友人を持つべきだ」ってところ。

その友人からのお手紙の数々(みたいなもの)がこれ。
「熊が火を発見する」
「アンを押してください」
「未来からきたふたり組」
「英国航海中」
「ふたりジャネット」
「冥界飛行士」
「穴のなかの穴」
「宇宙のはずれ」
「時間どおりに教会へ」

オーソドックスな料理(でも最上の技術)に奇想の味を垂らした感じ。
どんなにドタバタしたお話でも、のんびりとした感じがするのが特徴。
一篇一篇ゆったりと味わってください。