『復活の朝』 グイン・サーガ92巻 栗本薫 著 ハヤカワ文庫JA

復活の朝―グイン・サーガ〈92〉 (ハヤカワ文庫JA)
あっ、表紙はヨナなのか(読み終わってようやく判った)。

今巻はいいです。
まず、グインのアモンへの長ゼリフが心を打ちます。
1巻のあのゲストの事に、ここで触れるとはやってくれます。
ちょっと泣きました。
そして、イシュトとヨナの会話。
二人の手を取り合えそうで取り合えない感じ。
歳月の重さ。
ここでこそ、作品の長さとイシュトの変わり様と変われない部分が活きています。