『劫火』 グイン・サーガ84巻 栗本薫 著 ハヤカワ文庫JA

劫火―グイン・サーガ(84) (ハヤカワ文庫JA)
うおー、盛り上がってきたぞー。
よってネタバレありで書きますので注意を。




ところで、<グイン・サーガ>がキーワードになってましたね。
ちくしょー、先越された。
100巻になった時に、全巻の書影掲載をやろうと思ってたのにー。
まあ、書影出ない巻がけっこうあるのが先に判ってよかったかも。


今巻のポイント

  • ゴーラ軍を発見したリギア。これが富野アニメなら「イシュトをたらし込んで、ゴーラの女将軍としてナリスとヴァレリウスに復讐」って展開になるんだろうなー。さしずめリギ公。
  • 凄い。ナリスに会うために、妻と子供を捨て、ケイロニアも捨ててきたはずなのに、ここでトンずらするマリウス。故郷ともいえるマルガで、ナリス、リギア、マリウスの3人が力を合わせて戦う、っていう燃える展開を粉砕する男。彼は作者の思惑をも超えているぞ。多分。
  • 悟りモードに入っているナリスさま。急に今までのことを色々と反省したりする。というか定期的にこのモードになっているような気もするが、もはやよく憶えてません。

魔界イシュトとの対決は次巻へ持ち越し。
いい引きだ!