『疑惑の月蝕』グイン・サーガ77巻 栗本薫 著 ハヤカワ文庫JA

「ナリス死す！？」の報に接した所要キャラクターたちのドラマ。
という訳で久々にみんなが勢ぞろい（顔を合わせるわけではないが）。
やっぱり＜グイン・サーガ＞を読んでるなー、って気にさせてくれるのはイシュトやスカールや
マリウスなどの魅力的なキャラクターが出てくるところだ。もちろんナリスとグインもそこに含まれます。
よくあるパターンのキャラをどんどん磨いていって、驚くべきレベルにまで達してしまったキャラクターを作り上げた（今はわたしの個人的な好みをはるかに超えてしまって、磨きすぎてしまったと感じるキャラもいるけど）この作品はやっぱりすごい。

と考えて読んできましたが、後半はハゾスが大活躍。
わがままマリウスに説教をし、グインに愚痴る。
わたしの日本海側心にぴったりくるスーパー堅物君です。

おっ！、と最後にあいつが再登場で、思いっきり次巻へ引きです。