『ケルベロス第五の首』ジーン・ウルフ 柳下毅一郎訳 国書刊行会
ネタバレあり、…じゃなくて俺の推測(笑)を書きますんで未読の方は読み終わってからの方がいいかもです。
「ケルベロス第五の首」
- ここに登場するマーシュの正体がV・R・Tでアボだってことから、何が判明していくのか判らない。
- 「犬の館」が実はスパイ組織と関係していたらしい、ってのはどう解釈すればいいのだろう。
- 実はクローンじゃなくてアボの変身能力でそっくりな親子たち(かな?)
- 「館」の奇妙な人々の姿もバイオテクノロジーの力ではなくアボの変身能力。
「ある物語」
- この作者のジョン・V・マーシュは当然V・R・Tの方。
- ということは採取した民話(←という記述はどこにあるのだろう?)ではなく、アボに(実話として)伝わる話。
- 最後にやって来たのは地球からの宇宙船。ということはそんなに昔の話ではないのか?
「V・R・T」
- 少年(V・R・T)が死んだ(殺した?)マーシュに成りすます。本人さえも、もはや本当は自分が誰なのか判らなくなっている。
- で、マーシュは人類学者なのか哲学者なのか、どっち何だろう(これも謎を解くヒントなのかな?)。
- 影の子が(本当の)アボでアンヌ人は地球からの移民とか…ってのもありかな。
うーん、全然まとまらない。
どういう世界観の話か読み切れていないなー。読み切れる人がいるかは判らないけど。
もう一回最初から読み直しだ。どうせSFマガジンは日曜日まで買いに行けないから、それまでに再挑戦。