バリントン・J・ベイリーについて

ベイリーが亡くなってしまった。



東京創元社 SF作家バリントン・J・ベイリー逝去
http://www.tsogen.co.jp/np/oshirase.do



この間「バリントン・J・ベイリーのベスト3」(id:rinji:20080917#p2)とか書いたばっかりなのに……。
わたしにとってベイリーとは、次のような存在だった。

ベイリーの作品を読むと、きっとあなたもこの宇宙ががまんならなくなってきて、コーヒーに注いだミルクが溶けていくのを見て、エントロピーの法則に腹を立てたりするようになるだろう。それもひとつのSFの楽しみであり、生きていることの証である。

                                           『永劫回帰』 解説 中井紀夫                             
洗練されないむき出しのSF魂。
ベイリーこそまさに野生のSF作家でした。
面白かったよ、ありがとう。