とりあえずの感想(まだ全部読んでいないので)
『SFが読みたい!2008年版』早川書房
早川さんたちが出ているのが、ごくごく普通のことに感じられるなあ〜。
2007のベストの結果は、読んだ人のお楽しみとして書かないでおきます。
国内篇、海外篇の作者の方々(と訳者の方)、おめでとうございました。
両方とも推していた作品なので嬉しいです。
以下内容に関して。
「伊藤計劃×円城塔対談」は、面白いんだけどこの2人ならもっと面白くなると思った。
2人に対して強めのツッコミをする人がいれば良かったのに。
「海外SF座談会」は、面白いというより勉強になった。アメリカSF市場は大変そうだな〜。
で、毎年1番楽しみにしている「このSFを読んで欲しい!」=各社の2008年の刊行予定から、興味を強く惹かれたものを・・・。
早川書房は、
河出書房新社は、
- イーガン『TAP』が出る。
- マイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』が完全新訳で出る。
国書刊行会は、
- レムの『短篇ベスト10』は今年中。
- プリースト『限りなき夏』は3月。
- ディレイニー『ダールグレン』は秋。
- M・ジョン・ハリスン『ライト』は夏。
出版芸術社は、
東京創元社は、
扶桑社は、
ソノラマの遺産がどうなるかと思ったら、『クラッシャージョウ』は早川かあ。
電撃文庫とかで現役バリバリたちと勝負すれば面白いと思ったんだが。
『妖精作戦』が創元ってのは意外だけど、いい感じかも。
しかし早川は、ニュー・スペースオペラ勢を1冊も刊行予告に上げないのね(出ないことは無いと思うけど)。
ニール・スティーヴンスンのバロック・サイクルは今年も刊行予告にありません(泣)。