「世界SF大会 Nippon2007」9月2日(日)

実は世界どころかSF大会自体が初参加。
緊張して行ってまいりました。
メモとか取っていないので、不正確さはご容赦願います。
(前日横浜入りして展示ホールAはすでに見ています)


  • 「日本特撮の映像快感 映像がSFを語りだす」池田憲章

アニメックの「SFヒーロー列伝」で育った者として、素通りは出来ないこの企画。
初めて生で池田さんを見ましたが、文章から受ける印象と全く変わりません。
パワーと情熱とハイテンション。
絶妙な説得力。
池田さんの語りの後に実際の映像作品を見られる幸せを噛みしめまくりました。
いや、本当に感涙で前が見えなくなってしまったよ。
雑誌「宇宙船」がなくなっても媒体はまだまだあるし、新しいものも準備できているとのことで、勢いが衰えることなく時間いっぱい(ちょっと超過したような気も)時には立ち上がってゴジラの身振りまでしてしゃべりまくる池田さんの姿に、特撮ファンとして元気づけられました。

わたしの場合、サインは最初からストロス一点買いだったので『シンギュラリティ・スカイ』を持っていそいそと並ぶ。
途中スタッフの方に、ストロスがヒューゴー賞受賞の場合はサイン会は一時中断するかも、と言われたが残念ながらストロスは受賞せず。
ストロスは作品の印象のとおり、恰幅がよくて、豪快さと繊細さを兼ね備えた感じのナイスガイでした。


上記サイン会と時間が被っていたため途中から観ました。
すいません、もう一人外国人男性(たぶんジレ・E・ゲーゼンと同じドイツ)の方が出演者でしたが、名前をメモしていないので不明です(当初予定されていたコリン・ドクトロウはいませんでした)。
ドイツでのサイバーパンク受容・SF出版状況とパット・キャディガンが語るサイバーパンクの思い出と近況、といった感じでしょうか。
何といってもパット・キャディガンの貫禄とかっこよさにしびれた。
いい声してます。
イギリスSF界といえばニューウェーヴだと思っていたキャディガンが、イギリスに住むようになったがイギリス(SF界?)ではそんな認識はなかった、というは話には笑いました。
(では日本やアメリカからの視点とは違うイギリスSF界にとってのイギリスSF史とはどのようなものなのかは、非常に興味がありますがそういう話にはならなかった)
80年代のドイツではサイバーパンクは、リアルな近未来作品というよりダークな雰囲気な作品であるとして、あまり歓迎されなかった、らしい。
また今のドイツではシリアスなSFの出版状況は厳しい、とのこと。


そのほか色々と楽しい話や刺激を受ける話を聞けました。




とりあえず今日はここまでで、他の企画についてはまた明日書きます。