『バットマン:イヤーワン』ライター フランク・ミラー アーティスト デビッド・マズッケリ 翻訳 秋友克也 ジャイブ

バットマン:イヤーワン (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
まだ映画『ビギンズ』に行ってません(泣)。
行けるかも微妙だけど。
そんな今回のバットマン映画のもとネタ(のひとつ)がこの『イヤーワン』。
傑作『ダークナイト・リターンズ』でバットマンの最後(?)を描いたフランク・ミラーが、そこから逆算してバットマンの最初を描いた作品(うーん、ちょっと違うかも)。
(今回は)ライターのみのミラーが作るストーリーも、丁寧にドラマを拾っていて良いけど、この『イヤーワン』の最大の魅力はデビッド・マズッケリの地味カッコイイ絵に尽きると思う。
バットマンの、ゴードン警部の、キャット・ウーマンの、まだその人物になりきれていない苦闘の連続をリアリティとヒーロー性の絶妙なブレンドで描ききっている。
いやー、本当にいい仕事してるな〜。