『ファイブスター物語』2巻 2005 EDITION 永野護 著 ニュータイプ100%コミックス

ファイブスター物語 第2巻 2005EDITION (ニュータイプ100%コミックス)
本編自体はほとんど修正が無いようだけど、やっぱり面白い。
わたしがはじめて『ファイブスター物語』を読んだのは、この2巻冒頭部分の連載時からだった。
だから2巻には一際思い入れある。
でもそれを差し引いても、この巻はかなりの人に薦められると思う。
若き日のコーラス3世のエピソードは、『ファイブスター物語』全体の中でも屈指の好エピソードだろう。
アクション、冒険、友情、恋、そして因縁。
そして、このエピソード自体が続く3巻へも大きく影を落としているのがイイ!

また巻末のおまけというにはあまりに濃密過ぎる「SLEEVE NOTES Ⅱ」(本編より読むのに時間かかった)はファティマの設定についてだが、ここでファティマの紹介をしつつ、先の展開へ読者を巧みに誘導しているように感じた。
ファイブスター物語』においては設定の提示は、ストーリー上の意味があることが多いしね。
さあ、12巻が楽しみだ。