『珈琲時光』候孝賢 監督

珈琲時光 [DVD]
小津安二郎生誕100年記念映画、ですが小津作品をほとんど見たことないので純粋に作品について。

一青窈演じる主人公の洋子が、フリーライターの仕事として台湾出身の音楽家の事を調べたり、自分が妊娠していることを両親に告げたり、古本屋の若主人と交流したりする、がドラマチックなことは特に起こらない。
ドラマチックになる要素があっても、映画は淡々と進んで行く。
まるで喫茶店で隣りの席に座った人をちらりと見て、どんな人なんだろう、職業はなんだろう、今飲んでる珈琲は美味しいのだろうか、と取りとめもなく思ったりしているような感じだ。
映画が始まる前から物語は始まっていて、映画が終わっても物語は終わらない。
そんな感じ。

DVDは3/29発売の予定。