『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』
ライター アラン・ムーア
アーティスト ケビン・オニール
邦訳を待ちに待っていたこの作品。
19世紀の小説のヒーローたちがチームを組んで大冒険。
アメコミのクロスオーバーの手法を、ハガードやヴェルヌやストーカーの作品に対して活用した、ビクトリア朝スーパーヒーロー大戦。
ムーア作品らしく一コマ一コマにネタが入っていて、読み飛ばしを許さない。巻末の註釈を見ながら、自然とゆっくり読み進めていくことになると思う。
値段は張るが、きっと満足のいく読書体験が出来るはず。
キム・ニューマン『ドラキュラ紀元』が好きな人には、絶対的にお薦め。
もっとメジャーな作品でいうと、『ジョジョの奇妙な冒険』の第一部の雰囲気が好きな人なら多分楽しめるでしょう。