『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブスン 著 黒丸尚 訳 ハヤカワ文庫SF

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
たぶん10年ぶり、そして3回目の完読。
やっぱり、文句なしにカッコいい。
シンプルといってもいいプロット。
だからこそ、凝った細部を楽しめる。
地の文よりも会話部分の方が意味が取れないところもあるけれど、それは説明的な台詞のやりとりを排しているから。
じっくり読めば意味が判るし、何といってもキャラの個性が浮き出てくる台詞は魅力的。
読むたびに解像度が上がっていく感じ。
初読よりも、再読よりも、チバ・シティがはっきり見えてきた。
また、次に読む機会が楽しみ。