『ガラスの仮面』42巻 美内すずえ 作 花とゆめCOMICS

ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)
はは、買っちゃったよ。
10年ぐらい読んでなかったはずだが(何巻まで読んだのかも、憶えていない)、普通に読めるなー。それが、いいのか悪いのか判らんけど。
しかし、あれだ。真澄さんは心が狭いね。
その点、桜小路君はえらい。
絶対報われないのに…。


しょうがないから、この巻を起点にして逆進行で買っていくかな。

 『スペシャリストの帽子』ケリー・リンク 著 金子ゆき子・佐田千織 訳 ハヤカワ文庫FT

スペシャリストの帽子 (ハヤカワ文庫FT)
自分でカテゴリーを書いててアレだが、ファンタジー
ファンタジーという言葉から思い浮かべる小説のイメージとは、だいぶ違う感じ。
世界幻想文学大賞ネビュラ賞ティプトリー賞の受賞作を含む短篇集。
その各篇のタイトルだけで、風変わりなのは判ってもらえるはず。

カーネーション、リリー、リリー、ローズ」
「黒犬の背に水」
スペシャリストの帽子」
「飛行訓練」
雪の女王と旅して」
「人間消滅」
「生存者の舞踏会、あるいはドナー・パーティー
「靴と結婚」
「私の友人はたいてい三分の二が水でできている」
「ルイーズのゴースト」
「少女探偵」

わたしのお気に入りは「雪の女王と旅して」「私の友人はたいてい三分の二が水でできている」ってあたり。
イマイチぴんとこない作品もあったけど、それとお気に入りの作品の違いはわたしにもよく判りません。
とりあえずどの一篇でも、出だしの1頁を読んでもらうだけで奇妙な面白さが判ってもらえると思います。


「ルイーズのゴースト」に出てくる幽霊は、吉田戦車のキャラクターみたいだ。裸の男で、理由もなく小さくなったり、毛がフサフサになったりするんだから。