『ダークナイト』監督 クリストファー・ノーラン

前作『ビギンズ』は観てないけど、ここまで評判がよければ観に行くしかないでしょってことで、観てきた。
傑作。
監督にアメコミ愛があまり感じられないけれど(単なる印象です)、真面目にしっかりと考えて、一生懸命頑張って作ったら不思議な作用が働いて傑作になった、という感じ。
地味に派手な話を撮っているというか派手に地味なヒーローが活躍しているといおうか。
その独特の雰囲気でよく練られているお話を見せられていると、時間が経つのがあっという間だった。
このままフランク・ミラーダークナイト・リターンズ』を読むと楽しいかも。

時間つぶしネタ

外出中に手持ちの本を読み終えてしまったとき(嗚呼〜なんで1冊しか持ってこなかったんだ)、夜遅くバスで帰宅のとき(電車の中でなら読めるけど、さすがにバスの中では無理)、そんなときはこんなことを考えて時間をつぶしている。



・作家を決める。
・その作家の既読の本のタイトルを思い出せる限りすべて思い出す。
・その中から好きなものベスト3を選ぶ。


これだけ。
上下巻や上中下巻は1冊扱い。
シリーズ物は臨機応変に判断。
最低でも既読は7冊は欲しいところ(選んだ数より選ばない数の方が多くないと面白みに欠ける)。
長篇と短篇集を同じ土俵で選択できるのが楽しい。
まあ、再読したら評価は変わると思うし、あてにならない記憶に基づいてつけている順位だからあんまり意味はない。
気分の反映が大きいから今日と明日では順位も変わりそうだし。
でも、考えるのは楽しい。
では、ちょっとやってみましょう。
もちろん作家はあの人だ。

ブルース・スターリングのベスト3

既読
・『スキズマトリックス
・『蝉の女王』
・『ネットの中の島々』
・『グローバル・ヘッド』
・『ホーリー・ファイアー』
・『塵クジラの海』
・『タクラマカン

よかった〜、7冊あったよ。
あといちおうノンフィクションと合作も追加しておこう。
・『ハッカーを追え!』
・『ディファレンス・エンジン




ではベスト3は、
1.『スキズマトリックス
スキズマトリックス (ハヤカワ文庫SF)


2.『グローバル・ヘッド』
グローバルヘッド


3.『ホーリー・ファイアー』
ホーリー・ファイアー


3位は『ネットの中の島々』と迷ったけれど、読み終わった瞬間は『ネットの中の島々』を越えた、と思ったような気がするのでこちらに。

ウィリアム・ギブスンのベスト3

1人だけだとさびしいので、もう1人はスターリングの盟友ギブスンを。

既読
・『ニューロマンサー
・『カウント・ゼロ』
・『モナリザ・オーヴァドライヴ』
・『クローム襲撃』
・『ヴァーチャル・ライト』
・『あいどる』
・『フューチャーマチック』
・『パターン・レコグニション』
・『ディファレンス・エンジン



こちらのベスト3は、


1.『モナリザ・オーヴァドライヴ』
モナリザ・オーヴァドライヴ (ハヤカワ文庫SF)


2.『クローム襲撃』
クローム襲撃 (ハヤカワ文庫SF)


3.『あいどる』
あいどる


これは自分でも意外な結果だ。
まさか『あいどる』を選ぶなんて……。